地域協力・新春祭り

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【地域協力・新春祭りの寄付の受け皿としてのワシントン日本商工会財団の新たな役割について】

ワシントン日本商工会財団(以下、商工会財団)は、ワシントン日本商工会(以下、商工会)とは独立した組織ではありますが、商工会と共に歩む組織として、ワシントン地区コミュニティとの親睦と交流を図りつつ、より地域社会に根ざした活動を展開しています。

商工会との違いは、商工会財団は、IRS(内国歳入庁)から税法上の501(C)(3)団体としての認証を得て、非営利法人として寄付行為に対する税制上の優遇措置が認められていることです。

地域協力・新春祭りの活動は、従来、商工会の主要な活動の一分野として、ワシントン地域における社会貢献活動への協力を通じ、 当地域住民の対日理解を高め、また、商工会会員との交流を深めるという目的で実施してまいりました。地域協力活動については、様々な団体等に つき、その公共性・社会的意義、地域性(ワシントン地域に限定)、日本との関連性、非政治性、及び、必要性等を考慮し、その目的に合う 団体等に対し支援・協力を行ってまいりました。新春祭りの活動については、商工会が行う手作りの祭りイベントであり、当地域住民に広く開放し日本の文化・習俗などに対する理解を高め、また、商工会会員との交流を深めるものとして定着してきたものです。近年日米関係強化の意義が再認識されている中、中長期的な視野にたって、教育関連、対日理解促進(日本文化イベントに対する協力)、NPO関連(日本人・日系人の互助団体への賛助)等を中心とした地域社会への地道な貢献を継続して行うことは、ますます重要になっていると考えています。こうした活動を通じて、日米の相互理解が深まり、日頃お世話になっているワシントン首都圏に幾ばくかの貢献をすることができればと願っています。

一方、桜100周年記念事業及びその前年思いがけず発生した東日本大震災の募金の受け皿として発足した商工会財団は、桜100周年記念事業の活動が完了に向かいつつある中、地域協力・新春祭りの寄付の受け皿として引き続き活動を継続することになりました。

従来から、商工会の賛助金として皆様から拠出していただいたお金は、特別会計 として管理され、他の目的には一切使用されていませんでしたが、商工会財団が受け皿となることによって、更に透明性の高い運用を行える体制となりました。

現下の経済情勢の中でのお願いで大変恐縮ですが、地域協力・新春祭りの活動の趣旨をご理解の上、従来同様、賛助金へのご寄付を賜わり度、宜しくお願い申し上げます。

なお、商工会財団は、501(c)(3)団体で、当財団への寄付行為に対する税制上の優遇措置が認められています。